飛行機雲を見上げて


『裏山』
まだ施設にいた頃に、夏祭りの度3人で花火を見に来ていた場所。

向日葵が綺麗に咲いていて、蝉の声も響いていて。
暗くて、幽霊でも出そうな雰囲気だから人がいなくて3人の秘密の場所。みたいに感じていて。

「なんか懐かしいね。」

私がポツリとつぶやくと、雅陽くんが小さくうなづいて。

しばらく2人に沈黙が流れる。