飛行機雲を見上げて



「、、和叶?」

袖を下ろして立ち止まった私を不思議に思ったのか、キッチンから、お兄ちゃんの声が聞こえる。

「ご、ごめん。そっちのお皿もだよね。」

私は慌ててキッチンに戻る。
幸いにもお兄ちゃんは、痣に気づいてはいなかった。