飛行機雲を見上げて



20分位お兄ちゃんの運転する車に揺られていると、綺麗なマンションがならんでいた。

「ここの5号棟の326室ね。」
そう言って、黄色いNのストラップが付いた鍵を渡された。

階段を駆け上がって、326室に入る。

想像以上に広いリビング。
綺麗過ぎる部屋。
私は、わくわくしながら部屋を見てまわった。

キッチンやリビングは、一見、普通に1人暮しの感じがするけど、ダイニングには向かい合わせに2つ椅子が並んでいるし、寝室と思われる部屋には、二段ベットがおかれてる。

その他にも、シンクに置かれてるマグカップも、洗面台に置いてある歯ブラシも、全て2つづつ置いてある。

お兄ちゃんが1人で過ごしているようには感じなかった。