キーンコーン・・・
「はいっ、じゃあここ宿題やからねー」
先生はそう言うと教室から去っていった。
「みーなーほーちゃんっ」
「あ、亜紀ー次何やったっけ?」
「次は数学やでー
ってか!美奈穂、ずっと金沢慶太くん見てたやろー?」
「はっ!?何で知―・・・じゃなくて、そんな訳ないやん?」
「嘘こけーい!!ずっと観察しててんからなっ?」
「うーわ、変態やあ」
「ちゃうわ。何何イロコイですか?」
「ちゃいます。どんくさいから暇つぶしに見てただけですー」
「あーあ、素直にならないと駄目だよー?美奈穂ちゃんっ」
亜紀はキャハっと可愛く笑った。
だいたい・・・
何であたしがあんなアホ男のこと・・・
