琉羽は私を横に置いてどこかに行こうとする
やだ。前みたいにどこかに行っちゃうの…?

ギュッ

「す、好き。琉羽こと好きだから!」

『やっと素直になってくれた』

琉羽は私と視線を合わして笑顔でそう言う。
ま、まさか

「は、嵌めた?」

『こうでもしないと言ってくれないかなって』

むー!嵌めるなんてひどい。私は拗ねてベッドに行く

『ナナ?ごめんって』

後ろから琉羽が優しい声で言ってくる
あぁ。もう好きだな…

チュッ

『な、ナナ!?』

「拗ねてごめんね?はずかしくてなかなか言えないけど
好きだから…」

『はぁ、本当ナナ可愛すぎ』