菜奈美side

え…?


「う、嘘だよね…?」

『嘘じゃない』

「今回のことが原因だったら…『別にそうじゃない』

え?どういう…

『前にも言っただろ?バイトして貯まったら
一人暮らしするって』

そういえば…そんなことも言ってた…


『だからこの家出ようと思う。』

や、やだよ……

『今まで世話になったな。ナナ、ありがとう』

行っちゃ嫌。

琉羽は靴を履きにいこうとする

やだよ。行っちゃやだよ。