俺は西高へと急いだ。

『あなたが神谷 琉羽?』

美人系の女が話しかけてきた

「ああ。」

『菜奈ならこっち。きて!』

こいつ、ふみちゃんってやつか?
今はそれどころじゃない。急ごう

『菜奈はまだ意識が戻らないの…』

ナナ…

「ナナ、起きてくれ。頼むよ…」

思わずナナの手を握る。ピクと動く手

『ん……ん?私なんで?』

『ばか。英語の授業中に倒れたのよ!?』

『え!!』

「ナナ…大丈夫なのか?」

『え?琉羽?琉羽!学校は!?』

「もう放課後。」

『私そんなに寝てたの?』