ガチャ。ナナだ。冷静に話す

「ナナー?おかえりー」

『なんでいるの?』

きょとんとして聞いてる

「ここ、気に入った。俺、ここのペットになる」

一か八かで言ってみる。もっとナナと一緒に居たい。

『な、なんでまたペット?』

「昨日言ったじゃん、あとさペットになればずっとここいれるだろ?」

これはもう無理やり。

『は、はぁ、、、』

「だから、またよろしくな、ナナ」

ダメか?ナナは難しそうな顔をして考える、
ハッとして俺に聞く

『ど、どうやって入ったの?』

「たまたま大家さんに会って入れてもらった」

あ。って顔をしている。そして顔を横に振って

『る、琉羽?家は?』

やっぱり聞くよな。

「ない」

『どういうこと…?』

「両親いないからさ、家はない。」

ナナの顔はとても苦しそう。ナナはなにもしていないのに
俺は全部のこと話す

「叔父のとこいたんだけど、叔父にも家族いるし、金もかかるし、俺も、もう高校生だし、どうしようか考えてたら、ナナに会った」

納得した顔をして、小さく

『そうだったの…』

と呟いた

「俺バイトしてお金ためて一人暮らしするから
それまで、ペットとして、ダメ?」

これは本当。バイト初めてある程度貰えたら
一人暮らしするつもり。ナナにも迷惑かけるしな
必死にお願いする

「しょうがないな。ペットとして飼って上げる」

よかった。断れなかった