｢話すんじゃなかった。｣
こんなにも弄られるなんて。
『で？これからどーすんの』
｢…｣
全く考えてなかった。一泊っていう約束だったしな
『はぁ、琉羽お前帰るところもねーだろ？菜奈美ちゃん家に住んじゃえば？』
｢は！？｣
『だって好きなんだろ？菜奈美ちゃんにも言えば分かってもらえると思うけど？』
｢そうだけど｣
『じゃ、とりあえず今日は菜奈美ちゃん家に帰れ。それで言ってみたらいいじゃねーか。ダメだったらダメだったらだ！琉羽が女の子を好きになるなんて珍しいしな！応援するぜ』
｢ああ、行ってみる、ありがとな遼。初めていい奴だと思ったよ｣
『初めてとかひど！！琉羽から礼言われるなんて久しぶりで嬉しいと思ってたのに』
話してよかったよ。遼。
