桜の蕾が膨らみ始めた3月の終わり、







年に1度だけある大会。









『卓球の楽しさを伝えよう!』




をコンセプトに開かれる。






高校1年生の私、深海 萌(しんかい もえ)にとっては初めて出場する大会であった。






その大会は今まで出場してきた大会とはちがった。









ダブルスの団体戦でくじで男女ごちゃ混ぜで団体戦を組むというものだった。






年齢もバラバラで、高校生、大学生、社会人、老人の方までいた。










私のチームはNチーム。








私とその友達と男子高校生2人、男性社会人2人のチームであった。