いちについて〜




と言うアナウンスと共に「お願いします」と声を張り上げ、少し前にあるスターティングブロックの元に歩き出しスタートの準備をする。



「カンッ、カンッ」と2回スターティングブロックを蹴り、蹴っぱりを確かめたら腰を下ろし両手を前につき、右手に握ってあるバトンを見つめてから深呼吸をして目を静かにつぶった。




よ〜い…




目をパッと開き腰を上げた。




「ドンッ」スタートの合図が高々と鳴り響き、いっきにスターティングブロックを蹴っぱった。