それから数分後、2人は服屋の外見は人通り見終わり、次に奇妙なウサギのぬいぐるみが置いてあるおもちゃ屋に向かっていた。

普段なら可愛いはずのドール人形も、天井のライトがチカチカと光を当てているため不気味である。

おもちゃ屋の入口に足を踏み入れ、襲ってこないか確認しながら進んで行った。


「なるべくこういう店には入りたくないんだよな俺さ」


格闘をするポーズをしながら前を進むブレイクに少しの笑みが零れたマコ。

それに気づいたブレイクは、安心した表情になり「頑張って探すぞー」と張り切ったように言う。

ガタガタと騒々しい音を立てながら探す彼とは違く、静かに1つ1つ丁寧に中を見ながら鍵を探していた。