ブーブー!!

『ゲームクリア。ゲートを開きます』

鉄の柵は上へ上がっていった。ブレイクが床に倒れないように、マコがタイミング良く支えた。

「お疲れ様、ブレイク」

「...おー」

返事をしながら、ブレイクは手で握っている拳銃を見つめた。そして、その拳銃をマコの目の前に出した。

「それより、これ。出てきたの真珠だった。しかもそれマコのネックレスの真珠だろ?良かったのか?」

「うん。良いの、これで」

「でも、大事だったんだろ?」

「...うん。それでも良いの」

言葉とは裏腹に、悲しそうな表情を見せるマコ。ブレイクはそんな彼女を見ると、それ以上言葉が出なかった。