迷宮のショッピングモール

「そういや、名前言ってなかったな。俺はブレイク・アンダー」

「私は、マコ。マコ・シルデです」

「マコか。いい名前だな」

再びニコリと微笑むと、ブレイクは膝立ちからスッと立ち上がり、周りを見渡した。

歳はだいたい20代前半ぐらいだろうか?9歳のマコとはかなりの歳の差だった。

「マコは、どうやってここに来たんだ?
あ、向こうのソファに座って話そう」

マコが目を覚ましたソファを指差すブレイク。2人は並んでソファへと座った。

「それでもう1回聞くけど、マコはどうやってここに?」

「...」

真面目に質問をされて、思わず息を飲み込む。
どうやってここに来たのか、静かに頭の中で記憶を辿った。