迷宮のショッピングモール

ビュンッ!

「キャァ!!」

ハサミが顔へと飛んできて、マコはそれをギリギリで避けた。
次々に来るハサミを、会計台などを使い、避けていると、扉が開く音がした。
扉に目を向けて、完全に開いていることを確認した。

よし。

ダッ!

一気に駆け出して、扉へと向かった。

あともうちょっとで、出れる。

そう思った時だった。


チャリンッ


「あ!」

マコが付けていたネックレスがハサミによって切られ、床に落ちてしまった。