次の日、家を出ると家の前に石原さんが立っていた。



「なんで、家知ってるの?」



私が訪ねると


「はぁ。あなたが悪いのよ。大樹に近づくなって言ったのに…」


まさか、石原さんがここまでしてくるとは思っていなかった。



「これから、覚悟しておくのね。」


勝ち誇ったような顔をして石原さんは私の前からいなくなった。