そして、笑ったところ。

私の家に着いたので車から降りる。

「辞めとった方がいいよ?俺みたいな男」

え……?

「なんで?」

「…何でもない。着いたから、行こうか」

先生はそう言って私の手を取った。
初めて触れる先生の手。
冬ということもあり、冷たかった

「先生、手、冷たいですね」

「え、あ、ごめん。勝手に手を繋いでて」

慌てて手を離す先生。
私は、また手を繋ぐ。

「繋いでいたいです。」

私は先生に、ニッコリ微笑んだ。
先生は顔を赤く染めながら、

「華蓮……。」

ちゅっ

「っ!……先生?」

先生の唇柔らかい……。