その後は皆分かるだろう。

島原は遊女になる所。

簡単に言うと犯された・・・。

島原の人間なら当たり前だろう。

だから俺は島原から脱走した。

外に出たのは3年前だ。

ちょうどその頃に殺し屋になった。

一体この約三年間で何万人殺したんだろう。

苦しかったな・・・。

手が真っ赤になる位に人を殺したのか。

初めて人を殺した時は、人間はこんな簡単に死ぬのか・・・。

そう思った。

二回目人を殺した時は、人間は理不尽な生き物だ・・・。

そう思った。


殺害依頼が来た。

その相手は武士だった。

あの時は本当にもっと苦しめて殺せばよかった。

いざ殺すとき、

「お願いだ・・・。

俺を殺さないでくれ。」

そんなことを言ってきた。

・・・ふざけるな。

お前は今まで何百人、いや何千人の人をその手で殺めた。

殺されること位分かっていただろう?

「殺すな?

消えろ。

二度とお前のような人間のツラなど見たくない。」

そう言うと、この男はバカなのか違う意味にとらえた。

逃がしてもらえると思ったんだろう。

笑顔でこっちを見てくる。

「消えろって言うのはな?

死ねっていう意味なんだよ。」

その瞬間男は目を見開いた。

「やめてくれ!!

お願いd・・・。」

うるせえ・・・。

とっとと死ねよ。

仕事が増えんだろが。

そう思ってしまってる俺はもう狂っていた。

これが俺の過去だ。