いい加減、気づけよ。




そりゃ当たり前だよなー。

だって俺はれみから見てお兄ちゃんみたいな幼なじみなんだから。


この前言われてただろうが。



「ありがと。めっちゃ嬉しい」


でも嬉しいのは本当だ。

義理でも、れみがわざわざ会社まで来てくれたんだから。


「ううん!あ、陸、今日お鍋にしない?寒くて死んじゃうよ〜」

白く小さな手を俺の首に当てる。

「うわっ!つめてっ」


れみの手はめちゃくちゃ冷たかった。


「あははっ。でしょー??」


「ごめんな。結構待ってた?」


多分俺のせいだよな……。


「うん!結構待った!もう陸おそーい」

プンプンと効果音が出そうな感じでポカポカと俺の胸を叩く。

そんな仕草がすげぇ可愛くて、思わずニヤけそうになるが必死に堪えた。