ボフッ。

そんな音とともに陸のベッドにダイブする。


当たり前だけど陸の匂いがして、落ち着くようなドキドキするような変な感じがしてしまう。



陸のことは諦めたつもりだった。

陸にはいつも彼女がいるし、今もモデルさんみたいな綺麗な彼女がいるんだもん。


諦めるしかない、そう思って諦めたつもりだったのに…。



陸、狡いよ。

こんなことされたら諦められるわけがないよ…。


胸元のキスマークを指でなぞり、気づいたら眠りに落ちていた。