最低なのはわかってる。 れみはなにも悪くない。 だけどどうにも怒りを沈めることが出来なかった。 思わず拳で壁を殴る。 「いってぇ…」 当たり前に赤くなった拳を見る。 なにしてんだ、俺。 次の日、いつもは朝れみを起こしに家まで行くけど、やめた。 れみに会って、中谷先輩の話を聞くのが嫌だった。 休み時間、クラスの違うれみが俺のクラスに来て、 「陸っ…わたしなんか悪いことした……?」 泣きながら俺に聞いてくるもんだから、俺たちは注目の的となった。