いい加減、気づけよ。






「ちょっと陸早いよっ…!」



いつもれみの歩くペースに合わせてるけど、そんなこと出来るほど今は余裕がない。


ずっと、1番近くにいると思ってた。


将来、俺とれみは自然と結ばれるものだと、勝手に信じ込んでいたんだ。




ほんと、勘違いも甚だしい。



「もうっ陸ってば…!!」



必死に俺についてくるれみ。



だけど俺はスピードを緩めることなく歩く。


家の前に着いて、「じゃあな」と振り返ることなくれみに言って、家の中に入った。