いい加減、気づけよ。







だけどその数日後、俺は絶望の底に突き落とされることになった。



「陸、わたし、彼氏出来た」



いつもの帰り道、2人で歩いてたられみの口から出た言葉。



その言葉に、俺は思わず立ち止まってしまった。



そして、なにも考えられなくなった。




れみを見ると、れみは少し照れた表情で、俺を上目遣いで見る。


それはすごく可愛い仕草で、いつもの俺ならそれにドキドキしていた。


けど、今は違う。



なにも言わない俺を変に思ったのか、


「陸?どうしたの?」



なんて心配そうに俺を見上げるれみ。



「…なんでもない。どんな奴?」



俺はちゃんと笑えてるだろうか。