いい加減、気づけよ。






「陸」


火照った顔で俺を見るれみ。


その顔が少しエロくて、思わずドキッとしてしまう。



「お風呂、入る」



お前は子どもか!ってツッコミたくなったけど、



「はいはい」


って言いながら湯船にお湯を溜める。


これが惚れた弱みってやつか…?




脱衣場から出ると、れみはベッドで寝ながらテレビを見ていた。



「今お湯溜めてるから」



「ありがとう。陸〜」



どうやら少し酔いが冷めてきたらしく、顔色も赤みがひいてきていた。




「飲み会だったのか?」


ソファに腰掛け、れみに聞く。



「そうだよ〜!いっぱい飲んじゃった♪」



「だろーな。れみ酒くさかったし」



「くさいって!ひどーい!!」



プクッと頬を膨らませて怒るれみが可愛くて、毎回手を出しそうになるのを堪える。