「ねぇ、...ずっと聞きたかったことがあるんだけど、...聞いてもいい?」


「なんだ?」


「神沢くんって、...なんで、そんなに神様のこと信じないの?」


...いつか聞かれると思ってた。


「いないものは信じようがない。それに、...信じても裏切られるだけだ。」


「神沢くん、私に、昔何があったか教えてくれないかなぁ。私、神沢くんのこと知りたい。」


ダメかな?と微笑む光がなぜか頼もしく見えた。