ハンドルを握りながら
夏樹は朝の事を思い出していた。



真白…
俺がいなくなってから
何があったんだよ。

フラッシュバックを起こすような事って何だ?
何をそんなにお前を苦しめてるんだ…

俺に話せない事なのか?
いつかお前の苦しみもすべて
一緒に抱えてやりたい。


真白…いつか話してくれよ…
お前のすべてを。


俺はお前の王子様にはなれないのか…?