不思議な能力を持った少女

覚醒した私は、中瀬くんとは別世界の人間になっちゃう。

でも、お姫様って初めて言われた気がしないのは、なぜ?

家の中に恐る恐る帰る。

感づかれませんように。。。

そう祈りながら。

私「ただいま。」

私の声は屋敷中に響き渡ったことだろう。

とは言っても、お手伝いさんしかいないんだもん。

私の家は、一般世間から言ういわゆるお屋敷。大豪邸。とでも言っておきましょう。

その中の長女の私は少々困りものだった。

ヤクザや不良みたいに問題を起こすわけではない。

私はその逆。

被害に遭うほうが最も多い。

今までに幾度となく下校中には不良に絡まれ、誘拐された。

大きな事件に発展しないところがすごい。とつくづく思う。

お父様は異世界のどこかに住んでいる。

お母様は、異世界に旅立っているのでしょ。

また、扉が開いているわ。

まぁ、ここのお手伝いさんは異世界人なんだけど。。。(普通の人間の姿をした。。。)

【ピーンポーン♪】

玄関のチャイムがなった。

誰だろう?

今日、私の家を教えたのは聖名(せな)ちゃんと輪廻ちゃん。

他にだれかいたっけ?





あ!中瀬君だ!

男の子で初めて教えたから忘れてた。