「……はぁ?!」 首をかしげた少女と同時に、少年は声を上げた。 その様子を横目で見ていた彼が、可笑しそうに忍び笑いをしながら言った。 「ご女妻どの、なかなかやるのぅ」 「いや、お前、笑ってる場合じゃないだろ!」 少年の顔が青ざめる。