「……うわ、すごい」 紗希は感嘆の声を漏らす。 敷地内はまさに豪邸だった。 正門からまっすぐに石畳が敷かれ、その先には巨大な切妻屋根の道場。 そこから左右に屋根つきの渡り廊下が伸び、右には道場と似た造りの、一回り小さな建物。 左側には、申し訳程度の大きさの、小さな日本家屋がくっついていた。 屋敷林で四方を囲まれており、敷地内には池のような場所もあった。