「ちょっと、隼! いきなりなんなの!」 振り返った青年は、ぼんやりと紗希を見る。 「天狗の力だか何だか知らないけど、いきなりああいう事をするのはやめて!」 それを聞いた隼は一寸考えて、言った。 「時間がなかったから仕方がなかった。決まった時間でないと、境門を潜る事は出来ない。さあ、早く」 そしてさっさと歩き始めたのだった。