吹っ飛ばされた鉄球が、参謀の顔を掠めて背後の壁にめり込む。
「貴様…」
「……」
憤怒の形相の参謀も無視して、本城は歩いて行く。
「そのまま立ち去れると思うのか!」
「お前らは機関に廃棄処分にされる立場じゃというのがわかっとらんのか!」
激昂する師団長と男爵。
彼らを向こうに回して。
「行け、本城」
十文字が立ちはだかった。
「向日葵もついて行ってやれ。手向けに人は多い方がいい」
「…うん、分かったよ十文字君」
向日葵は頷く。
「俺は」
本城と向日葵を庇うように、十文字は立った。
「この機械人形どもの遊び相手をしてやる」
「貴様…」
「……」
憤怒の形相の参謀も無視して、本城は歩いて行く。
「そのまま立ち去れると思うのか!」
「お前らは機関に廃棄処分にされる立場じゃというのがわかっとらんのか!」
激昂する師団長と男爵。
彼らを向こうに回して。
「行け、本城」
十文字が立ちはだかった。
「向日葵もついて行ってやれ。手向けに人は多い方がいい」
「…うん、分かったよ十文字君」
向日葵は頷く。
「俺は」
本城と向日葵を庇うように、十文字は立った。
「この機械人形どもの遊び相手をしてやる」


