「ぎゃはははははっ!改造人間といっても、所詮は女じゃのう!」

嘲笑う男爵。

「嘗めるな…!」

歯噛みしながら真琴は立ち上がる。

「私はMH1号…戦士だ!」

気丈にそう言ってみるものの。

「戦士が聞いて呆れる」

いつの間にか背後に迫っていた参謀が、鎖鉄球の鎖で首を絞め上げる。

「この脆弱さ、この貧弱さ。戦士と呼ぶには貧相すぎる」

「ぐぅううぅっ…」

参謀の怪力は、MHである真琴にさえ太刀打ちできない。

いや、これは参謀が怪力だからではなく。

「元の地力の違いだ。男と女の違いだ」