Transformation-異形-

「ミスクリエーションどもをスクラップにした者が機関のトップに立つ…将軍、二言はないな?」

ジャラリと鎖鉄球の音を立てて、参謀も立ち上がる。

「…ああ」

静かに頷く将軍。

「努々忘れるなよ、その言葉」

巨大な鎖鉄球を片手で軽々と持ち上げ、参謀もまた廊下を歩いて行く。

残るは男爵のみ。

「…男爵、お前は行かなくていいのか?」

「あん?」

将軍の問いかけに、男爵は顔を上げる。

「皆、ミスクリエーション達の抹殺に向かったぞ」

「何ぃっ?もう始まっとるのかっ!」

慌てて立ち上がる男爵。

腕は立つのかもしれないが、頭の回転は鈍いようだ。