「大丈夫か」
「うん、平気だよ」
十文字の問いかけに、ニパッと笑って答える向日葵。
彼女の無事を確認し、十文字は蜘蛛男を見上げる。
…蜘蛛男のへばりついているビルの屋上。
「むっ?」
白銀の甲殻を持つ異形が立っていた。
本城の変身した姿だ。
「…テロ用改造人間MH…その1号…確か体色は黒だと聞いていたが…」
「過去の戦闘で強酸を吐き出す改造人間と相見えてな…その酸を全身に浴びせられ、甲殻が白銀に変色した」
本城の甲殻の色は、歴戦の証。
そしてその戦いの度に、強化と再生を繰り返し、人間からかけ離れていった証でもある。
「うん、平気だよ」
十文字の問いかけに、ニパッと笑って答える向日葵。
彼女の無事を確認し、十文字は蜘蛛男を見上げる。
…蜘蛛男のへばりついているビルの屋上。
「むっ?」
白銀の甲殻を持つ異形が立っていた。
本城の変身した姿だ。
「…テロ用改造人間MH…その1号…確か体色は黒だと聞いていたが…」
「過去の戦闘で強酸を吐き出す改造人間と相見えてな…その酸を全身に浴びせられ、甲殻が白銀に変色した」
本城の甲殻の色は、歴戦の証。
そしてその戦いの度に、強化と再生を繰り返し、人間からかけ離れていった証でもある。


