Transformation-異形-

「埒が明かんな」

溜息をつき、外套を翻す将軍。

「説いて聞かせれば理解すると思っていたが…考えてみれば、そんな賢明ならば、始めから機関に盾突くような愚かな真似はしなかったか」

「おうともよ」

十文字が拳を握り締める。

「数値とデータだけで人間の体を弄繰り回す事が『賢明』っていうんなら、俺は馬鹿で結構だ」

「機関本部長だと言ったな。ならば貴様を倒せば、少なくとも中心人物を失った機関には大打撃となる筈」

本城もまた、十文字と並び立って構える。