地味な私が恋したヒト



「何笑ってんだよ」


桜井くんのことを可愛いって思うのと同時に、嬉しかったんだもん。


だって……桜井くんは私の彼氏でいいんだ、って思うと嬉しかった。


「あのね……嬉しかったの」


私は正直に今の気持ちを桜井くんに伝える。


「は?俺が助けたことが?」


桜井くんは何のことかわかってない様子。


「ち、ちがうの……。桜井くんは私の彼氏なんだなって思うと嬉しかったっていうか……」


言ったのはいいけど、だんだんと恥ずかしくなってきた。


「何言ってんだよ。お前は俺の彼女だろーが」


桜井くんが当たり前のように言うから、なんかドキッとした。


そっか、私は桜井くんの彼女でいいんだ……。


でも、それならなんでこの前あんなことを……。


考えてもわかんない。