「ゆらの、何してんの?」 しばらくそこに座っていると、誰かに話しかけられた。 声のした方を見ると、そこには従兄弟の雄斗がいた。 「雄斗こそ何でこんなとこにいるの」 雄斗は従兄弟ってこともあるし、小さい頃から仲良くしてたから普通に喋れるしそれなりに信頼してる。 「たまたま通りかかったらゆらのらしき人がいるの見えたから」 雄斗はそう言うと私の横に座った。