地味な私が恋したヒト



私に気を使ってるだけかもしれない。


それでも嬉しい。


「しつこい。嫌だったらさっさと帰ってるから」


それもそうか……。


休みの日に一緒にいれることってほんとに幸せなことだよね……。


「つーか、早く行くぞ」


桜井くんはそう言うと、私の手を掴んで歩き出した。


うそっ、手つないでる……?


桜井くんは何の気もなしに繋いだのかもしれないけど、私はすごくドキドキが止まらなかった。