地味な私が恋したヒト



よし、ここはもう腹をくくるしかない!


深呼吸をして、気持ちを落ち着かせる。


デートしてください!


んー、何か硬い。


デートしましょうよ!


いやいや、私こんなキャラじゃないし、第一こんな言い方うざいだけ。



「ほんと何もねーなら切るよ?」


そんな感じで悩んでると、桜井くんはそう言い出してしまった。


それは絶対ダメ!


そう思った私は咄嗟に口を開いた。




「ちょっと待って!えっと、その……に、日曜日、デートしない……?」




「……」


けど、桜井くんからの反応はない。


あれ?聞こえてるよ、ね?


それとも聞こえてるけどあえて無視してるとか?


私とデートなんてしたくないよね……。


「あの、嫌ならいいの!じゃ、じゃあね!」


そう言って電話を切ろうとしたけど



「待てよ」