パシリ少女の運命




「あたし、先輩が好きです!!」


「………」





あ、あれ?
無反応………?



せっかく笑顔で勇気出して言ったのに、何にも言ってくれない……

「はぁぁぁぁ!!!??」


「えっ!?な、何……」



急に叫び出す先輩に、あたしだけじゃなく廊下にいたみんながビクッとなったと思う。



「びっくりした~!!何…」


「ちょっ、お前!!それどうゆう意味やねん!!」


「どうゆう意味って…。そのままの意味です!」



友達としてとか
先輩としてとか
そんな意味じゃなくて
あたしは男として先輩が好きなんです。




先輩は、今までに見たことのないような驚いた顔をしてる。