「な、何って。ここで座ってたらお前が急に来て、俺の膝につまづいて勝手に転けたんじゃ!!どんくさい」 「ぬぁっ!?こんな廊下の隙に座るアホな人に言われたないです~!!」 なんやと~?なんやねん!! 2人で睨み合っていると、急に先輩の顔がフワッと優しくなった。 と思うと、そっぽを向いて唇を少し尖らして 「さ、さっきは悪かったな」 なんて言いながら、少し頬を赤める先輩を 不覚にも、可愛い…なんて思ってしまう。