「お前の鈍感さには呆れる…」 ……なんか、みんなあたしの事鈍感鈍感って言うけどさぁ。 あたしそんなに鈍感? ってか、鈍感か鈍感じゃないかってどこを見て言ってるのよ? 「まぁ、これだけは自分で考えなあかんからな。頑張れ」 お兄ちゃんがそう言って立ち上がった瞬間、授業の終わりを知らせるチャイムが鳴り響いた。 授業の50分はめちゃくちゃ長く感じるのに こうゆうときはすごく早い。 慌てて、残っていたジュースをに飲み干した。 自分で考えな……か。 それが出来たら苦労しないんだっつーのっ!!