パシリ少女の運命




も~…なんでこんな事になっちゃったんだろ~。


ってあたしのせいか…。


もー…こんなあたしの性格嫌いだーっ!!!




「…あれ?凪、こんなとこで何しとんねん」



教室のドアのところに誰か立っている。



夕日が差し込んで、顔が影で見えない。


けど、この声とあの感じはきっと







「章吾?あんたこそなんでココにおるん?」


「なんでって……、何でやろ?」


あはっと笑う章吾に、なんじゃそりゃとツッコむ。



って、あたしは章吾にかまってる場合じゃないんだって!


章吾を無視して日誌を書くあたしに、無視すなやぁ~!と言いながらこっちに来る章吾。