パシリ少女の運命




ユイに話を振るとさぁ?と笑いながら流されてしまった。



「どうせ、『凛先輩と、お兄ちゃんが変な行動してて、よくわかんなぁい』って感じちゃうんか?」


章吾は、多分あたしの言葉を気持ち悪いくらいに高い声で言った。



「な、なんでわかるん?」


「なめんなよ?お前と何年一緒におると思っとんねん」



ズバリというくらいに当てた章吾にちょっと感激。


「いやぁ。さすが!!あたしの幼なじみやね」


「良いときだけ褒めんな」


そう言って、あたしのおでこをピシッと叩いた章吾だけど………


でもちょっと嬉しそうな顔してるんですけど……。