呆れながら、少しニヤニヤして章吾が話に割り込んできた。
「なんや章吾か。気色の悪い顔してどうしたん~?」
「あ?なんや?自分の顔鏡で見たんか?」
なんやねん!!なんやと?と、いつもお決まりの会話をするあたしと章吾。
自分で言うのもなんだけど
本当に馬鹿だと思う。
いや。これが章吾に対してのあたしの愛情表現?っていうかー……。
「なんや、またリンセンパイになんか言われたか?」
さっきまでの馬鹿挨拶と一変、章吾はさっきの話に入ってきた。
しかし、何故凛先輩をカタコトで呼ぶんだろうか?
「いや~。特になんも無いけど行動が……なぁ?」


