パシリ少女の運命




凛先輩は頭を抱えながらさっきの蛇の顔をしている。


ありゃりゃ……。



お兄ちゃんは少し驚いた顔をして、あたしと凛先輩の顔を交互に見た。


かと思うと、ぶはっ!!っと吹き出した。



「くくっ…凛、お前……ぐふふ……」


「うるさい!!黙れ佑!!」



???

なんかお兄ちゃん知ってた感じ……?


「可哀想に……くくっ…」


「黙れ」



ブスッと膨れ面の先輩が可愛くてあたしまで笑ってしまった。



「凪太郎!!お前が俺をバカにするなんか100億万年早いんじゃ!!」


「馬鹿になんかしてへんもん。先輩のさっきの顔が可愛かったんです~!!」


あ。またこんな事言ったら怒られるかな………………ら?