パシリ少女の運命




「ぬぉうぅぅぅぅ…!!!」


人数確認して、ノートとプリントを一気に持っているあたし。


この学校は職員室が別棟。


階段をおりて、渡り廊下を渡り、また階段を上がらなければいけない。



ノートが半端なく重い。プリントをやたらに配る先生で、全てノートに貼らなければいけないのだ。

おかげでノートはぶ厚く普通のノートの倍以上の厚みと重さ。



やっぱり2回にわけて持ってくるんだった…。

いっぺんに持ってくるんじゃなかったよ…。



今のあたしの格好は端から見れば悲惨な状況だろう。


山のような荷物を持って、スカートのくせに思い切り大股でがに股。



女捨ててるなぁ……。






やっと渡り廊下まで来れたところだった。







「凪!!」


「章吾!!?」