パシリ少女の運命




どれだけショックだったか…。

その子のせいで、あたしはお兄ちゃん以外の周りからもパシられる事になるし……。



それよりも、あたしがパシリ体質だって事にショックだった…。


これが普通だと思っていたあたしにとって……。








「何これ…」


放課後。目の前にある山のようにつまれたノートと、プリントを眺めていた。


「ノートだけだって言ったやん!!」


「教室出るときに、プリントも頼むな!!って言いよったやん!!全員出しとるか調べて」


「はぁ!?そんなん自分で調べろや!!教師の仕事なくなるやん!!」


「あたしに怒らんといてや!じゃあ頑張ってね~♪あたし帰るから♪」


そう言って、笑顔で手を振りながらユイは帰っていった。



「う、裏切り者ーーーっ!!!!!」