君といられること。



夏休みはすべて陸上と部活でつぶされた。
帰ってこれば、疲れて宿題をやる気すらない。
そんな日々をおくり続けた。

「お前、顔死んでるぞ。」
部活が終わったあと、体育館の前に座ってたら、
カイに話しかけられた。
「だって、あんなメニュー死ぬ。」
「まぁ。俺長距離走るだけだからわかんないけど、短距離のほうがきついらしいな。」
長距離のほうが楽なの!?何それ、移動したい。
「長距離って、何キロ走ってんの?」
「男子は6キロで、女子は4キロかな?それくらいはず。」
「は!6キロで楽とか言ってんの!?どっちも死ぬじゃん。」
「いや、楽とは言ってない。」
そういってる様なもんじゃないか。

気づけばもうカイと話して1時間くらい経っていた。
久しぶりの会話はめっちゃ楽しかったし、嬉しかった。
あと一週間で学校で会えるし!

・・・は?
あと一週間だって・・・?

「やっば・・・」

1人部屋で思わず声を出してしまうほど、
宿題がたんまりたまっている。

絶対終わらん。と思いながらもやるしかないので、
この一週間、暇な時間はすべて宿題に打ち込んだ。