私には付き合ってる人がいます。


小田怜士。


声が出せない私に恋をしてくれた人。


私の気持ちをわかってくれる人。


私達が出会ったのはコスモス畑。


転んでいた私を助けてくれたのが


怜士だった。



それから、声が出せない事。

声が出せなくて高校で浮いていた事。


すべてを話した。



怜士「涼音の事、わかってやれない事もあるかもしれない。
でも、俺は涼音がいい。
こんな俺で良ければ付き合ってください。」



そう私に言ってくれた。


兄弟もいない。友達もいない。


そんな私を必要としてくれた。


そして私達は付き合う事になった。